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猫の歯磨きをしないとどうなる?歯周病の治療費と予防法を解説

2026/5/12 公開

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猫の歯磨きを習慣にしている飼い主さんはまだ少数派かもしれません。しかし、歯磨きを怠ると歯周病をはじめとする口腔トラブルに発展し、治療費が高額になるケースも少なくありません。この記事では、歯磨きをしないリスクと、万が一のときにかかる費用の目安をわかりやすく解説します。

猫の歯磨きをしないと起こるリスク

猫は人間と同様に、歯に食べカスや細菌が付着することで歯垢が形成されます。歯垢は放置すると48〜72時間ほどで石灰化して歯石に変わり、一度歯石になってしまうと歯磨きでは除去できなくなります。歯石が蓄積すると細菌が繁殖しやすくなり、歯肉の炎症(歯肉炎)や歯を支える組織が破壊される歯周病へと進行します。

歯周病が進むと、口臭が強くなったり食欲が落ちたりといった症状が現れることがあります。さらに悪化すると、歯が抜け落ちたり、顎の骨が溶けてしまうケースも報告されています。加えて、口腔内の細菌が血流を通じて全身に広がり、心臓や腎臓などの臓器に影響を与える可能性があることも知られています。定期的な歯磨きは、単なる口腔ケアにとどまらず、猫の全身の健康を守るためにも重要な習慣といえます。

歯周病の治療にかかる費用の目安

猫の歯周病の治療は、動物病院でのスケーリング(歯石除去)が基本となります。猫の場合、処置中に動かないよう全身麻酔が必要なため、費用はそれなりにかかります。以下はあくまで目安となる参考費用です。実際の金額は動物病院や猫の状態によって異なります。

| 処置内容 | 費用の目安(目安) |

|---|---|

| 歯石除去(スケーリング)のみ | 1万5,000円〜3万円程度 |

| 歯石除去+抜歯(数本) | 3万〜6万円程度 |

| 重度の歯周病・複数歯抜歯 | 6万〜15万円程度 |

| 術前検査・麻酔費用(別途の場合) | 1万〜2万円程度 |

特に高齢猫や歯周病が進行したケースでは、複数の歯を抜歯する必要があり、トータルで平均5万〜10万円程度の費用になる場合の目安として把握しておくとよいでしょう。また、術後の経過観察で複数回の通院が必要になることもあり、その都度1,000円〜3,000円程度の診察料がかかることも想定されます。

家庭でできる歯磨きの始め方とポイント

高額な治療費を未然に防ぐためにも、日頃からの歯磨きが大切です。猫は口周りを触られることを嫌がる子も多いため、段階的に慣らしていくことがポイントです。

最初は指で歯茎や歯に触れることから始め、慣れてきたら指に巻いたガーゼで歯の表面をやさしくこすります。それに慣れたら、猫用の歯ブラシを使ったブラッシングへと移行しましょう。人間用の歯磨き粉にはキシリトールなど猫に有害な成分が含まれているものがあるため、必ず猫専用のデンタルジェルや歯磨き粉を使用してください。

歯磨きが難しい場合は、デンタルガムや口腔ケア用のウェットフード、飲み水に混ぜるデンタルリンスなどを補助的に活用する方法もあります。ただし、これらはあくまでも補助であり、歯磨きの代替にはならない点に注意が必要です。理想は毎日の歯磨きですが、週に数回でも続けることが大切です。

ペット保険で備える

猫の歯周病治療は全身麻酔を伴うこともあり、1回の治療で数万円〜十数万円の費用が発生する場合の目安として知っておくことが重要です。こうした突然の高額出費に備えるために、ペット保険への加入を検討してみましょう。

ペット保険の補償内容はプランによって異なりますが、歯周病の治療(スケーリング・抜歯など)が補償対象となるプランも存在します。ただし、加入前から存在する病気(既往症)は補償対象外となるケースが多いため、歯周病が発症する前・若いうちから加入しておくことがポイントです。

保険料は猫の年齢や補償内容によって異なりますが、月額1,500円〜4,000円程度のプランが多く見られます。万が一の高額治療に備えながら、定期的なデンタルケアと合わせて猫の口腔健康を長期的に守る仕組みを整えておくことが、飼い主さんにできる最善の備えといえるでしょう。

🐾 ペット保険を比較して備えよう

突然の治療費に備えるために、ペット保険への加入を検討してみましょう。

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